| 画家:乃村 豊和 |
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黄色い大きな花束を持つバレリーナ |
F6 2011〜12 Oil/Mixmedia これまでの人生、花が嫌いな人には出逢ったこともない。果たして、花の命の短かさを嘆かない人も居なかった。《花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身世にふる ながめせし間に》(小野小町)・・・ ふる(降る/経る)、ながめ(長雨/ 眺め)の掛詞で詠んだ心情には女性ならずともそれなりに共感できる。《花の命は短くて 苦しきことのみ多かれど》(林芙美子)・・・中年なら誰しもご存知のこのフレーズの続きには、《風も吹くなり 雲も光るなり》と、ちょっぴり明るい希望がある。人間も毎年、花のように真(ま)新しく咲くことが出来たらなァと、この頃しきりに思う。まてまて、《生きられるだけ生きよう草萌ゆる》と漂泊の旅人・山頭火に心酔した頃の〈雑草魂〉はいつの間に萎れてしまったのか?! もうすぐ〈熱帯の桜〉と言われるジャカランタの鮮やかな紫花がロス中に咲き乱れるはず。ははん。名も無い路傍から今年も蘇るこのちっちゃな幸せ感。《それもよからう草が咲いている》(山頭火)。
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プロフィール 乃村 豊和 [Nomura Toyokazu]
画家。(社) 春陽会正会員。日本芸術協会審査顧問。レザン乃会主宰。1949年愛知県出身。人物画を中心に多彩なジャンルで油彩水彩・デッサン・墨画などの個展多数。1998年ロサンゼルスに家族と移住以来、年数度、日米間を往復しながら制作活動中。
nomuraart0008@hotmail.co.jp |
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